frontale1’s blog

2000年からの川崎フロンターレサポです、戦術面について自分の考えを書いてみたいのでブログに書き示すことにしました。

2017年J1リーグ 第18節サガン鳥栖×川崎フロンターレ@ベストアメニティスタジアム

アウェイ中二日の厳しい日程、苦戦が予想されましたが勝ちました。

 

鳥栖は4-3-2-1、川崎は4-2-3-1前節から鳥栖は田川→富山、川崎は中村、登里→家長、三好に変更。家長は中央ではなく右サイドで先発。三好は左サイド二列目。

 

 

前半は鳥栖がしっかりブロックを作り川崎がボールポゼッションしていくも、トリプルボランチの原川-高橋-福田の所で跳ね返すことができず、決定的なチャンスを作れず。

原川が右サイドバックのエウシーニョについてサイドからの攻撃も警戒。

 

 

逆に前半終了間際に左サイドバックの吉田の飛び出しにチョドンゴンとのワンツーで突破を許しエウシーニョが後ろから引っかけてPKの判定。

 

チョンソンリョンが、コースを読むも原川が決めて先制を許す。

 

鳥栖の攻撃は単発で怖さがなかっただけにもったいない。

 

鳥栖の前への推進力が増した中で、スローインの流れから、中途半端なクリアボールが福田の前に転がりキレイなクロスを上げられ、谷口がヘディングでクリアできず、チョドンゴンにベッドで合わせられて連続失点。

 

川崎は後半、家長、三好→中村、登里を入れて巻き返しを図る。

 

中村、登里が入ったことにより、前節までの流動性が戻り、頻繁なポジションチェンジから鳥栖のディフェンスラインが混乱、前半からのプレスによる疲労もありバイタルで面白いようにパス回しがきまる。

 

押し込んでいるなかで、セットプレーの流れから谷口のゴールで1点返すと、車屋のクロスを右サイドバックのエウシーニョが決めて同点、勢いは止まらずまたも車屋のクロスから小林が吉田に競り勝って逆転、6分間の逆転劇だった。

 

4点目も取れそうだったが最後の所でパスがズレたりトラップのミスから取りきれず。

 

最後は鳥栖の猛攻に合うが奈良を入れて3バックにして逃げ切り、中二日での苦手なアウェイで貴重な勝ち点3点を取った。

 

雑感

ガンバ大阪と同じトリプルボランチが相手だったので苦戦が予想されたが井手口-遠藤-今野に比べると寄せも甘く、攻撃時の効果的なパスも少なく感じた。前線からのプレスの位置もハーフウェイラインを超えてからだったので楽に持てた。

鳥栖は豊田が不調で出ていなく、放り込まれる怖さがなくなった上に鎌田もいなくなって決定的なパスも出なくなったので昨年に比べて怖さがなかった。

③家長、三好とも悪くなかったが、登里、中村が入ってからの方が攻守の切り替え、効果的なポジションチェンジができていた。

 

最近のフロンターレは守備時にネット、大島の横のスペースを阿部、小林、登里が戻って4-4のブロックをしっかり作れるようになっているので三好、家長の二人には攻守の切り替えでスペースをきちんとうめてもらいたい。

 

失点シーンでは相手左サイドバックの吉田をきちんと家長がケアしないとエウシーニョだけでの対応になるので厳しい。

 

二点目の失点も福田にボランチ横のスペースを使われていて三好にスペースを埋めてもらいたい。

とはいえ、両選手ともにポテンシャルは高いので期待したい。